
お隣の町、楢葉町
私のふるさと富岡町のお隣、楢葉町のまちづくり会社
「一般社団法人ならはみらい」様の10周年記念誌の編集を担当しました。
デザイナーの藤城光さんからお声がけいただき、
富岡町の移住定住ガイドブック「とみおカモン」の制作とスケジュールが丸かぶりで
ご迷惑をおかけしないか不安もあったのですが、
お話をお聞きして、「とても意義のある冊子になる!」と思い
制作陣のお仲間に加えていただきました。
10年を4つの時期に分けて紹介

設立からの10年を「立ち上げ期」「創業期」「成長期」「拡大期」の4つの時期に分けて掲載。
私は、ならはみらいの森さんが作成してくれた文章をもとに
読みやすいようにリライト。
そして、それぞれの期のキーパーソンに集まっていただき、インタビューしました。
鼎談の経験はありましたが、
一度に4~5名をインタビューするというのは初めて。それが4本ある!
ドキドキしながら臨みましたが、
みなさん丁寧に、そしてたっぷりお答えいただき、
本当にありがたかったです。
そして、私の拙いインタビュー音声をもとに
記事に仕立てあげてくれた郡山市在住のライター橋本華加さん。
すごいよ…本当にありがとうございました!
お話を聞いて感じたことは、
やはり大切なのは「人」なんだよなぁということ。
誰かの決断に、誰かが賛同し、この町をなんとかしたい!と立ち上がる。
みんなで手を取り合いながら、困難に立ち向かっていく。
フェーズごとに、新たな人たちも入ってきて
同じ熱量で、同じ方向を向いて進んでいく。
町の姿は、人の姿。
そんなことを強く感じたインタビューでした。
「人」を伝えたい

私が福島にUターンしてから
自分は一体何がしたいんだと自問自答し続けているのですが、
その中の答えのひとつに「人」を伝えたい、という思いがあります。
この記録誌のお話をいただき、事前打ち合わせをした際に
デザイナーの藤城さんから
「編集者として、まやさんからこうしたらいいんじゃないかという意見はありますか?」
と聞かれ、思わず
「ならはみらいのスタッフさんたち全員の写真と、ならはみらいへの想いを、メッセージとして載せたらどうでしょう」
と提案していました。
それは、この10年の歩みを過去写真と文章で説明するだけではもったいないと感じ
「今」を伝えることで「未来」に繋げたいと思ったからなのですが、
出来上がった冊子を見ると、全てを通じて「人」にフォーカスが当たっているなぁと
不思議な感覚になりました。
とある新聞記者さんからも
「人を表そうとしているよね」
と言っていただき、伝わってる!と嬉しくなりました。
インタビューするごとに、大きな感動があって、
この人たちだから、ここまでならはみらいは成長してきたんだと感じました。
この地域を未来に繋げていくために、熱量高く活動している人は
きっとまだまだたくさんいる。
そんな「人」を伝える活動が、私のライフワークのひとつになると
確信できたお仕事でした。
ならはみらいのみなさま、
デザイナーの藤城光さん、
楢葉町のみなさま、
ご協力いただいたみなさま、
本当にありがとうございました。